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2025年10月21日(火)、ICA Kyoto TALK 060 「どうやってアーティストになったか」を開催します
ゲスト:島袋道浩(アーティスト/日本)

2025.10.15
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来る10月21日(火)、京都芸術大学大学院芸術実践領域のアトリエ「CAPS」内にて、アーティストの島袋道浩氏をお招きし、「ICA Kyoto TALK 060」を開催します。「CAPS(Contemporary Art Practice Studio)」は、アーティストの名和晃平氏率いるクリエイティブ・プラットフォーム「Sandwich」が設計監修を手がけ、制作と展示の両機能を有し、開かれた創造環境を目指して構築された画期的なスペースです。今まさにアーティストを育むスタジオで、国際的に活躍する島袋氏のこれまでの軌跡から学びます。ぜひご参加ください。

ICA kyoto TALK 060

どうやってアーティストになったか

ゲスト: 島袋道浩(アーティスト/日本)
モデレーター: 堤拓也(ICA京都プログラム・ディレクター)
日英同時通訳: 辻井美穂

本トークでは、アーティストの島袋道浩氏を迎え、その初期キャリアから現在に至る実践をたどります。前半では、日本の美術教育への違和感を契機にサンフランシスコ美術大学へ留学した経験を出発点とし、若手アーティストとしてどのように活動の基盤を築き、国際的な展開へとつなげていったのかを振り返ります。後半では、会場の参加者を交えたディスカッションを通じて、制度に依存せず作品を生み出す実践や、体験性・一回性を重視した作品のあり方をめぐって意見を交わします。島袋氏の歩みを手がかりに、挑戦や試行錯誤を含めながら、制作とキャリア形成の両面から創造の実践を再考・共有する機会とします。


イベント概要

⽇ 時: 2025年10⽉21⽇(火) 18:00-19:30
会 場: CAPS(Contemporary Art Practice Studio) 京都芸術大学NC棟6階
定 員: 40名程度/先着順(事前申し込み不要)
料 ⾦: 無料
主 催: ICA京都、京都芸術⼤学⼤学院
協 力: 一般社団法人HAPS


島袋道浩 SHIMABUKU

1969年、神戸市出身。現在は那覇市を拠点に世界各地で活動。1990年代初頭より国内外の多くの場所を旅し、その場所やそこに生きる人々の生活や文化、新しいコミュニケーションのあり方に関する映像、彫刻、パフォーマンス、インスタレーション作品を制作。詩情とユーモアに溢れながらもメタフォリカルに人々を触発するような作風は世界的な評価を得ている。近年はスペイン、サンタンデールのセントロ・ボティン美術館(2024年)、イタリア、ボルツァーノのムゼイオン美術館(2023年)、モナコの国立新美術館(2021年)などで個展を開催。パリのポンピドゥー・センターやロンドンのヘイワード・ギャラリーなどでのグループ展やヴェニス・ビエンナーレ(2003年、2017年)、サンパウロ・ビエンナーレ(2006年)、ハバナ・ビエンナーレ(2015年)、リヨン・ビエンナーレ(2017年)などの国際展にも多数参加。ドイツ、ブラウンシュワイグ芸術大学HBKの客員教授(2005-2006年)やチューリッヒ芸術大学ZHdkの 客員講師(2014-2015年)なども務める。


ICA Kyoto TALKとは?

ICA京都は2020年に京都芸術大学大学院の附置機関として創設され、これまで国内外で活躍するアーティスト、キュレーター、研究者、ギャラリストなどを招いたトークイベントを継続的に行ってきました。その一環である「ICA Kyoto Talk」は、これまでの「Global Art Talk」と統合し、京都と世界各地の多様なアートシーンを結びつけ、対話を重ねるためのプラットフォームです。ローカルな現場とグローバルな動向とを往復しながら、複層的な世界を実感し、新たな視点を開く場となることを目指しています。


お問合せ

info-icakyoto@office.kyoto-art.ac.jp