PROGRAMRESEARCH FELLOWS

ICA京都
特別研究員⼀覧

  • 国籍 :

    イスラエル / イギリス

  • 活動拠点 :

    東京/京都(日本)

  • 受入年度 :

    2022 前期

研究テーマ :

日本独特の工芸品でありながら、あまり研究されていない「ほうき作り」を深く広く探求する。~ 道具の歴史的なルーツと、日本の社会、文化との関係におけるその発展、そして現代美術における関連性と解釈について~

概要 :

京都は、古代の伝統、宗教の拠点、多様な文化のコミュニティ、そして活気に満ちた現代美術シーンが出会う重要な場所であり、私の研究の中心となるでしょう。非常にありふれた道具であり、物である「ほうき」を通して、その多くの形、使い方、神話、そして使用者を通して、日本社会のさまざまな要素を探りたいと思います。また、ほうきの概念だけでなく、ほうきを使った現代美術の解釈の発見と発展にも焦点を当てたいと考えています。

  • 国籍 :

    アメリカ

  • 活動拠点 :

    京都

  • 受入年度 :

    2022 前期

研究テーマ :

現在進行中の博士論文では、中平卓馬(1938-2015)の写真とエッセイを通して、写真家の身体論を進めています。

概要 :

私は写真撮影における身体性を研究しています。つまり写真家はどのような立場(ポジションアリティー)で世界と関わっているのか?中平卓馬は日本の帝国の歴史を敏感に意識しており、写真家であることが常に問われる存在でした。写真史の研究は主に存在論、あるいは「写真とは何か?」という哲学的な問題を優遇して出発します。その代わりに、私は写真家という肉体的な立場から始めたいと思います。

Foster Mickley

  • 国籍 :

    アメリカ

  • 活動拠点 :

    京都(日本)

  • 受入年度 :

    2021 後期

研究テーマ :

私の研究は、関西地域と関東地方のアートコミュニティと、ユートピア的でインクルーシブなコミュニティの形成と表現に関するものです。
自己表現の活力やアイデンティティの自由、そして包括性を表現した写真資料の制作に取り組みたいと思います。

概要 :

私はアーティストから学び、彼らの視点や願望を理解したいと考えています。
また、若いアーティストがどのように想像力を表現し、アーティストがどのように彼らの意図を次世代に伝えていくのかを理解していきたいです。

写真は環境の即時性を伝える手段となり、文章は感性に深みを与えます。

Leia Barela Roach

  • 国籍 :

    アメリカ

  • 活動拠点 :

    京都(日本)

  • 受入年度 :

    2021 後期

研究テーマ :

グローバル・ゼミ (京都芸術大学)在籍中、広島、長崎、そして私の出身地であるアメリカ、ニューメキシコにあるロスアラモスの芸術と文化を研究しました。
異なるトラウマへの反応の仕方の調査や、アートを使ってどのように子供たちへ難しいテーマについて話をするかという研究を続けます。

概要 :

ICAでの研究を始めるために、まずは紙芝居の語り部と話をして、彼らがどのように、そしてどのような物語を観客に贈るかを調べます。
ストーリーテリングにおけるオンラインとリアルの方法を使用して、私自身の紙芝居のストーリー、またはストーリーテリングの方法を英語だけでなく、可能であれば日本語でも展開していきたいと思っています。

  • 国籍 :

    韓国

  • 活動拠点 :

    東京、神戸

  • 受入年度 :

    2021 後期

研究テーマ :

研究テーマは下記の4点いずれかあるいは全てを予定しております。
1. オンライン・エキシビション・プラットフォームの構築
2. アート・アーカイブの計画、理論研究、実践
3. 映像鑑賞における新たな可能性の追求(AR、VRやスマホ視聴のようなポケッタブルな映像)
4. 海中における労働、海中撮影や海中音の研究

概要 :

韓成南は、映像作品や映像インスタレーションの制作、現代アートフェスティバルの企画、キュレーションを行っております。

Yuni Hong Charpe

  • 国籍 :

    フランス

  • 活動拠点 :

    フランス、日本

  • 受入年度 :

    2021 後期

研究テーマ :

« Encore, mais autrement (もう⼀度、別のやり⽅で)»
舞踊家・崔承喜に関するリサーチから、映像インスタレーションとレクチャー・パフォーマンスの制作を行う。

概要 :

崔承喜は朝鮮半島出身の舞踊家(1911-1969)であり、日本や朝鮮、世界各地で公演を行った後、北朝鮮で舞踊研究所を設立した。崔承喜の踊りと言説が、彼女⾃⾝や他者により異なった場所と方法で繰り返し⽰された結果、アイデンティティは各⽅向へ分裂し固定されたように思える。どのような踊りと言説が彼女を⽇本⼈とし、朝鮮⼈とし、また東洋の美の表現者としたのか。こうした問いの元に作品を発展させたい。その上で、現代の私たちへ割り当てられたアイデンティティを解きほぐし、新しい視点から捉えることができればと思う。