ICA京都×高山明(Port B)「修学旅行プロジェクト」参加者募集のお知らせ
2025.10.30
ICA京都×高山明(PortB)「修学旅行プロジェクト」参加者募集
「修学旅行プロジェクト」は、演出家・アーティストの高山明(Port B)による《架空の修学旅行をつくる》というアートプロジェクトをベースに、ICA京都とPortBが協働して展開する国際的な教育と文化交流のプログラムです。アートを学ぶ学生たちが「旅」を通して世界と出会い、社会を観察し、歴史を学び、現代におけるアートのあり方を考えることを目的とします。2025年度から3年間にわたり計画しているこのプロジェクトの初回の行先は、タイ・ラオス・ミャンマーの国境地帯「ゴールデン・トライアングル」です。2026年2月に実施予定この修学旅行への参加学生を募集します。
参加者が安全に、かつ深い学びのある体験となるようにリサーチを重ねてきました。個人では訪れにくい場所かもしれませんが、この機会にぜひ参加を検討ください。
なぜゴールデン・トライアングルか?
ゴールデン・トライアングルは、かつては世界最大の麻薬密造地帯でしたが、取締強化で麻薬撲滅が進み、各国が新たな経済基盤を模索する、政治・経済・文化の違いが際立つ場所です。また、三国にまたがるシャン高原は「ゾミア」と呼ばれる無政府地帯で、世界からNPOが社会課題の解決のために集まる地域です。ゴールデン・トライアングルは、現代社会のさまざまな課題が凝縮された地域であり、同時に観光地としても注目されています。社会活動やアートのあり様を観察・考察できるこの地域は、芸術を学ぶ学生が「修学旅行プロジェクト」として訪れるにふさわしい場所だと考えました。ナビゲーター
高山明: 演出家・アーティスト。東京藝術大学大学院映像研究科教授。演劇ユニットPort B(ボルト・ビー)主宰。実際の都市を使ったツアー・パフォーマンスや社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、都市開発といった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によってさまざまなジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。田中沙季: Port B プロジェクトマネージャー
中山和也: ICA京都副所長、京都芸術大学クロステックデザインコース、大学院グローバルゼミ教授
実施概要
修学旅行行先: タイ・チェンライ、ゴールデン・トライアングル経済特別区開催日時: 2026年2月9日(月)-14日(土)(6泊7日)(予定)
対 象: 京都芸術大学に通学部に在籍する学部生、および大学院生 5名程度
参加費用: 渡航券代・現地食費を実費負担(ICA京都が現地移動費と宿泊費を負担します)
成果発表: 帰国後にドキュメンテーションおよび報告会を実施
参加にあたり: 「旅を通してアートについて考える」修学旅行になります。参加者には、アートだけでなく、都市や現地の社会課題に向き合い、今一度アートのあり方を考え直す姿勢が求められます。
応募方法
応募方法: こちらにリンクのGoogleフォームからご応募ください応募締切: 2025年11月10日(月)9:00AM
応募にあたっては必ず以下の応募要項と資料を確認ください
募集要項
募集資料
選考方法・スケジュール
選考方法: 応募フォームと高山明氏との面談により決定します選考スケジュール:
書類審査結果発表: 11月13日(木)
高山明氏との面談: 11月17日(月)
最終審査結果発表: 11月21日(金)
お問合せ
info-icakyoto@office.kyoto-art.ac.jp