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2025年11月26日(水)、ICA Kyoto TALK 061 「キュラトリアル・プラクティスを形づくるサウンド/メディアアート」を開催します
ゲスト:ボブ・エドリアン(キュレーター/ジャカルタ、インドネシア)

2025.11.18
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Visiting WAFT Lab studio for Media Art Community Festival(2025)
来る11月26日(水)、京都芸術大学グローバル・ゼミとICA京都の拠点、京都芸術大学瓜生館U21にて「ICA Kyoto TALK 061」を開催します。アート・コレクティブの活動が活発で、アジアの中でも注目が高まるインドネシアから、現在開催中の「Biennale Jogja 18(ジョグジャカルタ・ビエンナーレ2025)」のキュレーターを務めるボブ・エドリアン氏をお招きします。インドネシアのアート・シーンを知る貴重な機会です。ぜひご参加ください。


ICA kyoto TALK 061

キュラトリアル・プラクティスを形づくるサウンド/メディアアート

ゲスト: ボブ・エドリアン(キュレーター/ジャカルタ)
モデレーター: 堤拓也(ICA京都プログラム・ディレクター)
日英逐次通訳: 辻井美穂

今回のトークでは、ジャカルタを拠点に活動するインディペンデント・キュレーターのボブ・エドリアン氏を迎え、彼のキュラトリアル・キャリアと、リサーチを含むインドネシアにおけるメディア/サウンド/コンテンポラリーアートの動向をたどります。前半では、彼がバンドン工科大学(Institut Teknologi Bandung)で美術史および理論を学んだのち、どのような実践を重ねてきたかを振り返ります。サウンドアートとメディアアートを中心としたリサーチに焦点を当てながら、これまで手がけてきたいくつかの展覧会やプロジェクト、そしてキュレーターとしての歩みを紹介します。後半では、Heri Dono、Jompet Kuswidananto、Duto Hardono、Bagus Pandegaといったインドネシア現代美術を代表する作家から若手までを取り上げ、同国におけるサウンドアートおよびメディアアートの歴史的展開とその背景にある文化的文脈を掘り下げます。

イベント概要

⽇ 時: 2025年11⽉26⽇(水) 18:00-19:30
会 場: U21 京都芸術大学瓜生館2階
定 員: 40名程度/先着順(事前申し込み不要)
料 ⾦: 無料
主 催: ICA京都、京都芸術⼤学⼤学院
協 力: 一般社団法人HAPS


ボブ・エドリアン Bob Edrian

1988年、インドネシア・バンドン生まれ。バンドン工科大学で版画を学び、美術理論・美術史の修士号を取得。現在も同地を拠点に、世界各地で活動。メディアアートやサウンド・プラクティスの発展に関心を寄せ、リサーチとキュレーション、執筆を横断しながら、アートとテクノロジー、コミュニティのあいだに新たな関係を築く試みを続けている。 これまでに《International Media Art Festival Instrumenta》(2018–2019年)、《Universal Iteration》(2021–2023年)、《Festival Komunitas Seni Media (Media Art Community Festival)》 (2024-2025) など、多数の展覧会やプロジェクトを企画。詩的でありながらも実験的なアプローチにより、アジアのメディア文化に新たな視座を提示している。NuArt Sculpture Park(2020–2022年)のキュレーターや、IndoArtNow(2023–2024年)のプロジェクト・ディレクターを務めたほか、Para Site(香港)やin-tangible institute(バンコク)など国際的な研修プログラムにも参加している。「Biennale Jogja 18(ジョグジャカルタ・ビエンナーレ2025)」キュレーター。


ICA Kyoto TALKとは?

ICA京都は2020年に京都芸術大学大学院の附置機関として創設され、これまで国内外で活躍するアーティスト、キュレーター、研究者、ギャラリストなどを招いたトークイベントを継続的に行ってきました。その一環である「ICA Kyoto Talk」は、これまでの「Global Art Talk」と統合し、京都と世界各地の多様なアートシーンを結びつけ、対話を重ねるためのプラットフォームです。ローカルな現場とグローバルな動向とを往復しながら、複層的な世界を実感し、新たな視点を開く場となることを目指しています。


お問合せ

info-icakyoto@office.kyoto-art.ac.jp