ABOUTMISSION

ICA京都とは

京都には多くの芸術系⼤学がありますが、美術館、ビエンナーレ、ギャラリー、アートフェア、レジデンスなど現代アートを取り巻くエコシステムが複雑化するなか、実社会でグローバルな世界と接続していく道のりは単純ではありません。また、京都は⽇本伝統⽂化が深く根付いた、世界でも⽐類のない場です。その社会的、歴史的、⽂化的な⽂脈に⽴ちながら、現代の京都がいかにグローバルな現代アートの動向と呼応し、共に新しい価値を創出しうるのかも考えていく必要があります。

ICA京都はこうした問いを共有しながら、京都と世界を繋ぐ、開かれたプラットフォームとして機能します。京都芸術大学大学院の附置機関として大学院教育とも連携しながら、これからのアートシーンでグローバルに活躍する人材を育成するため、アジアを中心にアーティストやキュレーターのネットワークを構築することに尽力します。

ICA (Institute of Contemporary Arts)という名称は、1946年に創設されたICAロンドンがよく知られています。前衛的、実験的な表現や理論を実践する場というICAのコンセプトは、以降、世界のさまざまな都市に浸透してきました。それは、美術館ともコマーシャル・ギャラリーとも異なり、現代アートを中⼼に多様なジャンルが交わるクリエイティブな空間です。ICA 京都はその精神に共感し、現代アートを中⼼とする多様な実験的制作や研究活動の場として創設されます。

ICA京都の活動内容

大学院でのグローバルな教育プログラムを先導

グローバルな視点を獲得し、多様な表現や考えから自ら選択し、世界のアートシーンで活躍できる人材を育成するべく、京都芸術大学大学院グローバル・ゼミ(2018-2025)を継承した「グローバル/アジア・スタディーズ」を開講します。集中授業には、世界の第一線で活躍する国内外のアーティストやキュレーターをゲスト講師として迎えます。

トークセッション、国際シンポジウムの企画・運営

現代アートを中⼼に、現代世界を取り巻くさまざまな課題を多様な視点で読み解きながら、京都と世界を繋ぎます。国内外のアーティスト、キュレーター、研究者などを招聘したトークセッション、国際シンポジウムなどを企画・運営していきます。

アジア美術系大学学生会議「KYOTO Gathering for Asian Art Students」の開催

アジアから学生が集まり、アートの世界における相互理解と地域理解を深め、次世代のネットワークを強化するための合宿型イベントを開催します。欧米中心の美術潮流を見直し、グローバルなアート動向、研究テーマ、キャリア形成等について議論を行い、実践的な学びとつながりを得る機会を提供します。

ICA京都の活動記録と、多様な書き手によるプラットフォーム「ICA Kyoto Journal」の配信

ICA京都の活動を記録し、京都と世界のアートシーンを接続させるためのウェブジャーナル「ICA Kyoto Journal」を公開します。展覧会批評をはじめとする高次のレビューや、様々な国・場所で活動する書き手からの寄稿記事、学生記事などの配信も行っていきます。

※REALKYOTOは、2012年より京都芸術大学大学院および小崎哲哉事務所が運営してきたオンライン文化誌で、2021年からはICA京都のウェブサイト上において「Realkyoto Forum」として2025年まで継続されました。

特別研究員の受入れ、ネットワーキング支援、共同研究

海外から京都に滞在し、調査、研究、制作などを希望するアーティスト、キュレーター、研究者などを⽀援します。具体的にはICA京都オフィスでのデスク提供、調査やスタジオビジットなどのコーディネートを⾏います。また、ICA京都と特別研究員の共同研究も行っていきます。

※2025年度は特別研究員の受け入れを休止しています。

2025年12月現在