PROGRAMRESEARCH FELLOWS
ICA京都
特別研究員⼀覧
Fanni Futterknecht
国籍 :
オーストリア
活動拠点 :
学際的アーティスト
受入年度 :
2022 後期
研究テーマ :
日本のおもちゃ文化や公共情報、広告に代表されるヴィジュアル・コミュニケーションにおいて、アニメ・マンガ文化とフィクション表現の日本における流通のあり方。概要 :
ICA京都での研究期間中、日本のヴィジュアル・コミュニケーションとエンターテイメント産業におけるフィクション表現について調査を続けます。これは、京都と東京の都市空間においてリサーチされ、撮影されたフィクション・ドキュメンタリー映画へとつながります。このプロジェクトに関する公開プレゼンテーションと展覧会を伴う予定です。
Juliette Pénélope Pépin
国籍 :
フランス
活動拠点 :
学際的アーティスト
受入年度 :
2022 後期
研究テーマ :
プロジェクト「Biocœnose」は特に、人間を超えたさまざまな現象に注目し、神話や科学的洞察が、人間以外の存在との関係をどのように形成しているかを探ります。このプロジェクトは、リサーチ、芸術的実験、教育学、そして何よりも環境学に基づくものです。概要 :
ICA京都での研究期間中、Biocœnoseの主要論文である、『生物学的不変のものとの「再」学習。フランスと日本における科学的、精神的、大衆的な、両生類に対する異なる理解から着想を得た、人間と非人間との新しい共存の形に関する芸術的研究”』を展開する予定です。このプロジェクトは、2つのインスタレーションと印刷物で発表されます。Krikor Kouchain
国籍 :
フランス
活動拠点 :
パリ、フランス
受入年度 :
2022 後期
研究テーマ :
私はさまざまなトピックを探求するつもりです。その中でも、日本において私に力強く響く次のようなことに焦点を当てたいと思います。フィールド・レコーディングの実践、ノイズの音楽性の現実、近未来のAI環境が遍在する現代において、各々の遺産と芸術における職人技の関連性。概要 :
フィールド・レコーディングが活発である京都と関西は、私の主なリサーチ・エリアとなります。音楽制作やフィールド・レコーディングのアプローチについて、大学生と特別なセッションを行いたいと考えています。レジデンス期間中は、コルグジャパンの協力を得て音楽制作スタジオを作り、クリエイティブなセッションを行い、この分野での知識を共有する予定です。パフォーマンスと即興をテーマに、AIのクリエイティビティへの影響、ソーシャルメディアの占める割合、各々の仕事の分野でのアイデンティティなど、さまざまなテーマについて話し合いたいと思います。
日本の伝統的な演奏家、生け花師、ビデオ・アーティストなど、他の領域で活動をしている日本のアーティストと共同パフォーマンスを主導したいと思っています。
Sylvia Nicolaides
国籍 :
キプロス
活動拠点 :
映像作家・アーティスト(キプロス)
受入年度 :
2022 後期
研究テーマ :
日本の伝統文化における塩の象徴について~山本基の芸術を通して~
概要 :
この研究の目的は、山本基の芸術を通して、日本の伝統文化における塩の象徴を理解するための短いドキュメンタリーを作成することである。彼の儚いインスタレーションに塩を使うことで、繊細で壊れやすく、かつ視覚的に印象的な作品に仕上がっています。インスタレーションの制作から最終的な成果、そして塩が海に還るまで、このドキュメンタリーは、山本の芸術を彼を取り巻く環境の中で理解し、現代美術の文脈の中で日本の自然を捉えることを目的としています。川松康徳
国籍 :
日本
活動拠点 :
群馬県
受入年度 :
2022 後期
研究テーマ :
見えないものを見えないまま語るための知の体系概要 :
私の作品はアイデンティティの分有をテーマに、自己に葛藤を持つ人々の記憶を追跡し、そこにあるヴィジョンや記号、あるいは変化を、自己の自由な意志の振る舞いとして、新たな物語による記憶の再編を行なっています。今回の研究では、とくに他者から見えている自分と、自覚する自分が一致しない人々として、性的マイノリティの方々へのリサーチを行います。
Frederic Leyre
国籍 :
フランス
活動拠点 :
京都、日本の森
受入年度 :
2022 後期
研究テーマ :
アート、サイエンス、そして先祖代々の知恵を集め、森からインスピレーションを得て、エコロジーの転換のための解決策を探る環境研究プロジェクト。古代の樹木が未来を創造し、現代の重要な環境問題や社会問題に立ち向かう。概要 :
樹木と祖先のつながりから、私は新しい研究分野を研究し、非常に古い経験的知識を理解し、現代のビジョンに取り入れることを目指しています。近年の学際的な科学の進歩と相まって、森の先祖代々の知恵の担い手や、樹木の世界が何百万年にもわたって行ってきた「研究開発」からの恩恵は、人類の未来にとって重要なインスピレーションの源となっています。そのため、私の研究対象は、私たちが直面している社会的・環境的課題と同じくらい広大な分野に及んでいます。写真、言葉、映像、録音、インスタレーションを通して、私は森の声に詩的な響きを与え、公共空間、人々がしばしば自然から切り離されている現代の日常生活の場に持ち込んでいます。私のプロジェクトは、人間の知性と木の知性との対話を開き、私たちが「生けるもの」とともに築かなければならない次の文明についての認識を深めることに貢献することを目指しています。