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江之浦連歌
有時庵(磯崎 新)+呆気羅漢(杉本博司)
解説:浅田 彰

2020.03.31
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江之浦連歌
有時庵(磯崎 新)+呆気羅漢(杉本博司)



冬至光


冬至光 玻璃台で舞うは 細男か 有時庵
 堝に溶けよ 海の青さに 呆気羅漢


冬至光 流浪する 宗二も眺めし 海景色 有
 かほるは汐か ひびくは波 呆

  宗二の鼻と耳の故事にたとえて


冬至光 影向する 鹿島の神の 御旅所 有
 やすみし御座みくら 今もひそかに 呆


冬至光 セジェスタに 至現するなり ポセイドン 有
 かくもありきや 江の浦の凪 呆


冬至光 杖で連歌巻く わが宗匠 有
 つらなるうたの ゆくへも知れず 呆



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