江之浦連歌
有時庵(磯崎 新)+呆気羅漢(杉本博司)
解説:浅田 彰
2020.03.31
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ひとり連歌 呆気羅漢冬至光 見晴らしければ 磯のさき
波のまにまに ひかり溢れん
なにごとの おわしますかを 訪ねきて
もどきを誘う こころはいずこ
こころして のぞむは末の
*よのいのちいかまほしくは 魂のゆくすえ
*世と余
たましいの 隠れ住みたる ほこらにて
永遠に眠らん ゆめをたずさえ
夢ばしさましたもうなよ 夢見ここちのこの世にぞ 覚めては冷めるものごころかな