PROGRAMRESEARCH FELLOWS

ICA京都
特別研究員⼀覧

Arieh Rosen

  • 国籍 :

    イスラエル / イギリス

  • 活動拠点 :

    東京/京都(日本)

  • 受入年度 :

    2022 前期

研究テーマ :

日本独特の工芸品でありながら、あまり研究されていない「ほうき作り」を深く広く探求する。~ 道具の歴史的なルーツと、日本の社会、文化との関係におけるその発展、そして現代美術における関連性と解釈について~

概要 :

京都は、古代の伝統、宗教の拠点、多様な文化のコミュニティ、そして活気に満ちた現代美術シーンが出会う重要な場所であり、私の研究の中心となるでしょう。非常にありふれた道具であり、物である「ほうき」を通して、その多くの形、使い方、神話、そして使用者を通して、日本社会のさまざまな要素を探りたいと思います。また、ほうきの概念だけでなく、ほうきを使った現代美術の解釈の発見と発展にも焦点を当てたいと考えています。

Cristina Gómez-Lechón Quirós

  • 国籍 :

    スペイン

  • 活動拠点 :

    バレンシア(スペイン)

  • 受入年度 :

    2023年度

研究テーマ :

映画における哲学

概要 :

私の研究は、小津安二郎監督による紀子というキャラクターを通して、アジア映画における女性像に焦点を当てています。研究を通じて、日本の古典や名作映画の重要性を強調し、ますますグローバル化する日本の映画制作に対する理解を深める必要性を考慮に入れながら、普遍的な規模の問題を描写する手段としての古典や名作映画の重要性に言及します。

Daniel Abbe

  • 国籍 :

    アメリカ

  • 活動拠点 :

    京都

  • 受入年度 :

    2022 前期

研究テーマ :

現在進行中の博士論文では、中平卓馬(1938-2015)の写真とエッセイを通して、写真家の身体論を進めています。

概要 :

私は写真撮影における身体性を研究しています。つまり写真家はどのような立場(ポジションアリティー)で世界と関わっているのか?中平卓馬は日本の帝国の歴史を敏感に意識しており、写真家であることが常に問われる存在でした。写真史の研究は主に存在論、あるいは「写真とは何か?」という哲学的な問題を優遇して出発します。その代わりに、私は写真家という肉体的な立場から始めたいと思います。